BCJ SUMMER TOUR 2024 のお知らせ

バッハ・コレギウム・ジャパンは、これまで幾度となく海外のホールや音楽祭に招聘されてきました。最初にBBC Promsに招聘されたのは2007年。
全9都市を巡った2022年11月のヨーロッパグランドツアーに続き、昨年にはライプツィヒ・バッハフェストに招かれ、栄えあるフィナーレ公演を飾りました。
そうして迎える2024年は、ロンドン・BBC Promsを含む7都市を巡ります。

新たなバッハ・コレギウム・ジャパンの旅路にご期待ください。

 § 曲目 §
 (Aプログラム)
  J. S. バッハ
 ヨハネ受難曲 BWV 245(第4稿)

 (Bプログラム)
  J. S. バッハ
 カンタータ第20番《おお、永遠、汝、雷の言葉よ》BWV 20
 カンタータ第94番《私はこの世に何を求めよう》BWV 94
 カンタータ第93番《愛するみ神にすべてを委ね》BWV 93
 カンタータ第78番《イエスよ、あなたはわが魂を》BWV 78

 (ブレーメンプログラム)
 J. S. バッハ
 カンタータ第20番《おお、永遠、汝、雷の言葉よ》BWV 20
 カンタータ第78番《イエスよ、あなたはわが魂を》BWV 78

 § 公演都市(4カ国7都市)§
 8月10日(土):Aプログラム
 サンタンデール音楽祭(スペイン/サンタンデール)

 8月11日(日):Bプログラム
 クルサール国際会議場・公会堂(スペイン/サン・セバスティアン)

 8月13日(火):Bプログラム
 トレラ デ モングリ国際音楽祭(スペイン/トレラ デ モングリ)

 8月15日(水):Aプログラム
 エーベルバッハ修道院(ドイツ/ラインガウ)

 8月17日(土):ブレーメンプログラム
 聖ペトリ大聖堂(ドイツ/ブレーメン)※2公演

 8月19日(月):BBC Proms(Aプログラム)
 ロイヤル・アルバート・ホール(イギリス/ロンドン)

 8月23日(金):Bプログラム
 ウィルテン修道院(オーストリア/インスブルック)

 § 出演 §
 指揮:鈴木雅明

 Aプログラム
 エヴァンゲリスト:ベンヤミン・ブルンス
 ソプラノ:キャロリン・サンプソン
 アルト:アレクサンダー・チャンス
 テノール:吉田志門
 バス:クリスティアン・イムラー

 Bプログラム・ブレーメンプログラム
 ソプラノ:キャロリン・サンプソン
 アルト:アレクサンダー・チャンス
 テノール:ベンヤミン・ブルンス
 バス:クリスティアン・イムラー

 合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

7月東京公演「ブクステフーデからバッハへ」:出演者変更のお知らせ

7月15日(月・祝)開催 バッハ・コレギウム・ジャパン第162回定期演奏会「B→B ブクステフーデからバッハへ」に出演を予定していました鈴木雅明は、肩の治療のため出演できなくなりました。
代わって鈴木優人がオルガン独奏をいたします。

バッハ・コレギウム・ジャパン 第162回定期演奏会
「B→B ブクステフーデからバッハへ」
2024年7月15日(月・祝)
(太字部分が変更点)

<出演>
指揮・オルガン独奏:鈴木優人

ソプラノ:松井亜希、望月万里亜
アルト:テリー・ウェイ
テノール:櫻田 亮
バス:加耒 徹

合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

<曲目> ※変更なし
D. ブクステフーデ:
《プレリュード ト短調》BuxWV 149
《我らがイエスの四肢》BuxWV 75

J. S. バッハ:
カンタータ第106番《神の時こそいと良き時》BWV 106

<日程> ※変更なし
2024年7月15日(月・祝) 15:00開演
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル

12/23,24「メサイア」軽井沢、東京公演 指揮者交代のお知らせ

謹告

鈴木雅明は、体調不良により、医師の診断に従って12月23日(土)軽井沢、12月24日(日)東京での「メサイア」公演を降板することとなりました。
お客様には大変ご迷惑、ご心配をおかけいたしますこと、お詫び申し上げます。

代わりまして、両公演ともバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者の鈴木優人が指揮を務めます。
バッハ・コレギウム・ジャパン“メサイア”公演 指揮者変更のお知らせ(軽井沢大賀ホール)

サントリーホール クリスマスコンサート 2023 バッハ・コレギウム・ジャパン「聖夜のメサイア」指揮者変更のお知らせ


皆様には何とぞご理解を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

バッハ・コレギウム・ジャパン事務局


バッハ・コレギウム・ジャパン ヘンデル《メサイア》

軽井沢公演
 公演日時:2023年12月23日(土)15時開演 
 会場:軽井沢大賀ホール
東京公演
 公演日時:2023年12月24日(日)16時開演 
 会場:サントリーホール

指揮:鈴木優人
澤江衣里(ソプラノ)
クリント・ファン・デア・リンデ(アルト)
セイル・キム(テノール)
ポール・マックス・ティプトン(バス)
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

2024-2025シーズン ラインナップ発表!

バッハ・コレギウム・ジャパンの2024-2025シーズンのラインナップが決定いたしました!
2024-2025シーズンは、全6回の定期演奏会に加え、バッハのコラールカンタータ制定300年を記念した「コラールカンタータ300年プロジェクト」が始動いたします。

なお、今年度(23-24年度)の定期・ソサエティ・フレンズ各会員の皆様への更新のご案内は9月下旬を目途にお送りいたします。新規会員は、11月3日(金・祝)より受付開始です。
詳細は、後日発表いたします。

◆コラールカンタータ300年プロジェクトについて

1723年にライプツィヒに移り住んだバッハは、その翌年1724年の5月から翌年の3月の終わりまでに、“コラールカンタータ”と呼ばれる特別なカンタータをちょうど40曲作曲しました。コラールとは、会衆が斉唱で歌う賛美歌のことで、教会カンタータには、多かれ少なかれコラールが関係していますが、この年のカンタータは特別な構造をもっていたので、特にこの名称で呼ばれています。
 実は1724年にコラールカンタータが40曲書かれたのは、この年が1524年からちょうど200年後にあたっていたからでした。1524年には、宗教改革者マルティン・ルターが、多くの音楽家と共同して、会衆が歌えるようにいくつかの賛美歌集を出版したので、“賛美歌制定の年”と認識されていたのです。ですからこれは、賛美歌制定200周年を祝った企画だったに違いありません。そして、今その300年後、ルターの賛美歌制定から500年、そしてバッハのコラールカンタータ作曲から300年を記念して、私たちバッハ・コレギウム・ジャパンも、2024年、2025年の2年間を通して、コラールカンタータを40曲演奏したい、と考えています。

──音楽監督 鈴木雅明


◆定期演奏会について

 毎年受難節から始まるBCJの新たなシーズン。2024-25シーズンの聖金曜日・聖土曜日は3月の最終週です。2023年に同演目の演奏をオランダで行い大好評を博した首席指揮者の鈴木優人が指揮を務めるほか、2019年の再録音(英国グラモフォン賞受賞)でエヴァンゲリストを務めたベンヤミン・ブルンスが、初めてBCJの《マタイ受難曲》の舞台に登場します。

 5月の教会カンタータシリーズ(vol. 85)は、ルターが賛美歌集を出版した “賛美歌制定の年“ からちょうど500周年、さらには、バッハがライプツィヒに就職して “コラールカンタータ“ と称される特徴的なカンタータ群を作曲してから300周年となる、2024年を記念。2年間をかけて乾坤一擲の想いでスタートする一連の「コラールカンタータプロジェクト」の第1回目の公演となります。

 7月には、作曲家の系譜「B to B」シリーズの第1回目として、ブクステフーデからバッハへと至る道を辿ります。ブクステフーデは、銘器の誉れ高いリューベックの聖母マリア教会のオルガニストを務め、バッハもその演奏を聴いて深く魅了されたという逸話があるほどのオルガンの名手でしたが、オルガン曲のみならず、プロテスタント教会のための宗教曲も数多く作曲しました。本公演ではその中から《我らがイエスの四肢》とバッハのカンタータを取り上げ、17世紀から18世紀までの宗教音楽の系譜をお楽しみいただきます。

 9月公演では、バッハの《ミサ曲 ロ短調》を演奏します。2022年のヨーロッパツアーで、パリやマドリッドで満員の聴衆から大絶賛を受けた演目であり、2023年には、権威あるバッハ・フェストにおいて西欧以外の出自の団体として初めてフィナーレを飾り、聖トーマス教会で同演目を演奏、大喝采を浴びました。鈴木雅明とBCJにとって満を持しての東京公演です。

 10月には、「B to B」シリーズの第2回目として、バッハからメンデルスゾーン=バルトルディへの道を辿ります。ルター派に改宗し、《マタイ受難曲》の復活上演を行うほどバッハに深く心酔したメンデルスゾーン=バルトルディの合唱付き交響曲の傑作、交響曲第2番《讃歌》を演奏します。J. S. バッハのカンタータ第80番(W. F. バッハ編)と合わせ、ロマン派へと連なる音楽の旅をお楽しみください。

 25年3月は、コラールカンタータプロジェクトの第5回公演(教会カンタータシリーズ vol. 89)として、1724年に作曲されたコラールカンタータを4曲取り上げます。24-25年シーズンの最後は、カンタータ第3番《ああ神よ、何と多くの心の痛みが》で締めくくります。

みなさま、新たな試みとともに歩み続けるバッハ・コレギウム・ジャパンの2024年にご期待ください!

鈴木優人 渡邉曉雄音楽基金 音楽賞を受賞

鈴木優人(バッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者)が第29回(2021年度)渡邉曉雄音楽基金 音楽賞を受賞いたしました。

https://japanphil.or.jp/orchestra/news/24927