クリスティアン・イムラー

ロンドン/ギルドホール音楽学校で学ぶ。2001年パリのナディア&リリー・ブーランジェコンクールで優勝。以来、ソリストとして世界各地の主要なオーケストラや指揮者と共演を重ねている。現在、ルドルフ・ピエルナイに師事。最近ではミンコフスキ指揮「ロ短調ミサ」、ヘレヴェヘ指揮「ヨハネ受難曲」、アムステルダム・コンセルトヘボウでのツェムリンスキー《カンダウレス王》ファルナセス、アンドリュー・パロット指揮テレマンのカンタータ、マルゴワール指揮グルベンキアン管弦楽団との《エジプトのイスラエル人》、「マタイ受難曲」など多くの公演に出演している。またロンドンのウィグモアホール、ロイヤル・フェステイヴァルホール、ニューヨークではフリック・コレクションにデビューなど、欧米各地でのリサイタルも多い。録音はシュテルツェルのカンタータほか複数のCDが出ている。

ドミニク・ヴェルナー

教会音楽・音楽学・チェンバロを学び声楽とオルガンのディプロマを取得、J.シュテンプフリに師事。2002年ライプツィヒ・バッハ・コンクール優勝。C.コワン、ヘンゲルブロック、ヘレヴェッヘ、ホーネック、S.クイケン等の指揮のもと世界各地のホール、国際音楽祭に出演している。バッハ歌唱で「深遠なバス」と評価されるほか、リートにおいてはフォルテピアノや映像との共演など多彩な表現を提唱。ルソーの幕間劇《村の占い師》ではタイトルロールを歌いオペラ・デビューも飾った。BCJでは2012年《パウルス》、2013年《ヨハネ受難曲》の独唱等で喝采を博している。日独リートフォーラム主宰。キルヒハイム音楽祭芸術監督。

ペーター・コーイ

6歳から聖歌隊で活躍し、ボーイ・ソプラノ歌手として数多くのコンサート、レコーディングでソロを歌う。ヴァイオリン専攻の学生として音楽の勉強を始め、アムステルダム・スウェーリンク音楽院でマックス・ファン・エグモントに声楽を師事。ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、レオンハルト、ノリントン、I.フィッシャーなど高名な指揮者のもと、世界中の音楽祭、主要コンサートホールでソリストを務める。シュッツからヴァイルに至る広範なレパートリーを持ち、これまでに参加した録音は150タイトルを超える。声楽アンサンブル「セッテ・ヴォーチ」を主宰・指揮し、’09年にはバッハのモテット集をリリースした。デン・ハーグ王立音楽院教授。