ロデリック・ウィリアムズ

イギリスを代表するバリトンの一人。バロックから現代音楽に及ぶレパートリーをもち、知的な歌唱でオペラ、コンサート、リサイタルに幅広く活躍。モーツァルト作品でオペラ・ノースおよびスコティッシュ・オペラにしばしば出演し、イングリッシュ・ナショナル・オペラ《魔笛》のパパゲーノ役が高く評価される。ヨーロッパ各地のオーケストラと共演しBBCプロムス、チェルトナム、オールドバラなどの音楽祭に参加。D.ソイヤー、S.ビーミッシュらの新作初演でも歌っている。録音も多く、イアン・バーンサイドと録音した英国歌曲は特に注目を浴びた。作曲家としても活動し、ウィグモアホールなどで作品が初演され、BBCでライブ放送されている。