2026-2027シーズンは、全6回の定期演奏会をサントリーホールおよび東京オペラシティ コンサートホールにて開催いたします。
《マタイ受難曲》《ロ短調ミサ》といったバッハの不朽の名作とともに、
18世紀から19世紀にかけての音楽的激動の時代を壮麗に映し出します。

4月 マタイ受難曲
毎年受難節に欠かせない《マタイ受難曲》。本シーズンは2021年以来のサントリーホールでの公演。前回公演時はコロナの影響がさめやらぬ中、観客数を制限しての公演となりましたが、今回満を持しての再演です。2021年にも同ホールで指揮をした鈴木優人のもと新たなソリスト陣を迎え、いっそう円熟した舞台をお届けします。
🎵第172回定期演奏会|受難節コンサート2026
🎶J. S. バッハ《マタイ受難曲》BWV 244
🗓️2026年4月3日(聖金曜日)18:30
🗓️2026年4月4日(聖土曜日)14:00
📍サントリーホール 大ホール
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/tokyo_172friday/
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/tokyo_172saturday/
🎼出演
指揮:鈴木優人
エヴァンゲリスト:櫻田 亮
ソプラノ:松井亜希、櫻井愛子
アルト:テリー・ウェイ、久保法之
テノール:鏡 貴之
バス:クリストフ・フィラー、ドミニク・ヴェルナー
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
7月 ロ短調ミサ
続く夏の公演では、バッハが晩年に結晶させた大作《ロ短調ミサ》を取り上げます。2000年に初めて同曲を演奏してから四半世紀、BCJが世界各地で評価を築いてきたレパートリーのひとつ。平和を希求する人類共通の祈りを、鈴木雅明の指揮のもとオリジナル楽器の響きと透徹した合唱で描き出します。
🎵第173回定期演奏会
🎶J. S. バッハ《ロ短調ミサ》BWV 232
🗓️2026年7月19日(日)15:00
📍東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/bwv232-072026/
🎼出演
指揮:鈴木雅明
ソプラノ:松井亜希、安川みく
アルト:アレクサンダー・チャンス
テノール:櫻田 亮
バス:ティモシー・エドリン
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
9月 「英雄」とレクイエム ベートーヴェンへの道 vol. 2
ベートーヴェン没後200年を見据えた新シリーズの第2回。中期の傑作、交響曲第3番「英雄」とともに取り上げるのは、ケルビーニの《レクイエム ハ短調》。ルイ16世追悼のために作曲されたこの作品は同時代・後世の作曲家から絶賛され、他ならぬベートーヴェンが「もしレクイエムを書けと言われたら、ケルビーニの曲だけを手本にしただろう」と絶賛したほどの代表作です。革命によって社会全体が大きな動乱を迎える中、当時の独仏を代表する作曲家がどのように革命後の世界と向き合ったかを感じ取る、BCJならではの意欲的なプログラムです。
🎵第174回定期演奏会|ベートーヴェン没後200年へ寄せて
🎶L. v. ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 作品55
🎶L. ケルビーニ《レクイエム ハ短調》
🗓️2026年9月27日(日)15:00
📍東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/eroica-092026/
🎼出演
指揮:鈴木優人
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
10月 十字架上の七つの言葉① ルター派音楽の系譜を辿る
秋から始まる新企画は「十字架上の七つの言葉」。その第1回は、シュッツの《十字架上の七つの言葉》。簡素でありながら深い敬虔さを湛えた作品は、バッハ以前のルター派音楽の伝統を鮮やかに伝えます。併せて演奏するバッハのカンタータ(BWV 4、BWV 79)や北ドイツ・オルガン楽派のブルーンスの珠玉の作品とともに、宗教音楽の源流を辿るプログラムです。
🎵第175回定期演奏会|教会カンタータシリーズ vol. 95
🎶H. シュッツ
《十字架上の七つの言葉》SWV 478
🎶N. ブルーンス
《プレリューディウム ホ調》*
カンタータ《涙を流すのをやめ、頬をぬぐいなさい》
🎶J. S. バッハ
カンタータ第4番《キリストは死の縄目につながれた》BWV 4
カンタータ第79番《主なる神は太陽にして盾なり》BWV 79
🗓️2026年10月31日(土・宗教改革記念日)15:00
📍東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/subsc175-102026/
🎼出演
指揮:鈴木雅明
ソプラノ:松井亜希
アルト:青木 洋也
テノール:櫻田 亮、吉田志門
バス:加耒 徹
オルガン独奏:鈴木優人*
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
12月 「マニフィカト」〜マリアの賛歌〜
通常はニ長調版で演奏されることの多いバッハの《マニフィカト》。本シーズンでは、クリスマス晩課用の初稿である変ホ長調版(BWV 243a)を取り上げ、クリスマスを迎える喜びを皆様と分かち合います。この変ホ長調版にはクリスマス用挿入曲が4曲含まれており、楽器の使用法も含め、礼拝用に改められたニ長調版とは違った華やかさをかもし出します。カンタータ第130番、第182番とともに、ライプツィヒで響いたであろうクリスマスの音楽風景へとみなさまを誘います。
🎵第176回定期演会|教会カンタータシリーズ vol. 96
🎶J. S. バッハ:マニフィカトによるフーガ《わが魂は主をあがめ》BWV 733*
《マニフィカト 変ホ長調》BWV 243.1(4つのクリスマスの挿入歌付き)
《主なる神よ、我ら皆あなたを讃えます》BWV 130.2
《天の王よ、あなたをお迎えします》BWV 182 (ライプツィヒ稿)
🗓️2026年12月5日(土)15:00
📍東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/subsc176-122026/
🎼出演
指揮:鈴木雅明
ソプラノ:シェレザード・パンタキ、松井亜希
アルト:アレクサンダー・チャンス
テノール:櫻田 亮
バス:加耒 徹
オルガン独奏:鈴木優人*
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン
2027年2月 十字架上の七つの言葉② ベートーヴェンへの道 vol. 3
「十字架上の七つの言葉」シリーズ第2回では、18世紀の巨匠ハイドンによる《十字架上の七つの言葉》を取り上げます。劇的な表現力と構成美に満ちたこのオラトリオ版は、シュッツの静謐な瞑想的世界と鮮やかな対比をなします。ベートーヴェンの交響曲第4番と組み合わせることで、バロックから古典派へと受け継がれた「受難の音楽」がどのように深化し、普遍化していったかを体感いただけます。
🎵第177回定期演奏会
🎶L.v. ベートーヴェン:交響曲 第4番 作品60
🎶J. ハイドン:オラトリオ《十字架上の七つの言葉》Hob. XX:2
🗓️2027年2月21日(日)15:00
📍東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル
🔗https://bachcollegiumjapan.org/schedule/subsc177-022027/
🎼出演
指揮:鈴木優人
ソプラノ:安川みく
アルト:オリヴィア・フェアミューレン
テノール:櫻田 亮
バス:加耒 徹
合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

2026-27シーズンは、受難節に欠かせぬ《マタイ受難曲》、バッハ晩年の精華《ロ短調ミサ》を軸に据えつつ、ケルビーニやベートーヴェンを通じて革命と激動の時代を、さらにシュッツからハイドンへと至る「十字架上の七つの言葉」を通じて受難の音楽の伝統を照らし出します。バッハからベートーヴェンへ――ドイツ・ルター派の精神から古典派・ロマン派の息吹へ――時代と時代を結ぶ音楽の系譜を、多角的かつ壮麗に描き出すシーズンです。創立36年を迎える2026−27シーズンも引き続きバッハ・コレギウム・ジャパンが紡ぎ出す精緻な響きをお楽しみください。
2026-2027シーズン定期会員券のご案内!
新規定期会員券は2025年11月1日(土)より新規受付開始いたします🌟
お申し込みはオンラインあるいはお電話にて♪
💻https://teket.jp/ssn/15
📞BCJチケットセンター 03-5301ー0950(平日 10:00-18:00)